第3ステップ-「ラブリー」の「ラ」!

かっぱ親子秘伝! 「DM開封率アップ術」 ~キーワードは「アララララ」?!~ ※これはフィクションです!

かっぱ原稿タイトル

第3ステップ 「ラブリー」の「ラ」!

 「アララララ」……キーワードの2文字目「ラッキー」について……
確かにオファーの表示方法に至らない点があったとは思います。
でも、今まで必ず何かしらお得情報は載せてきました。
かっぱママの言っていた通り、期間限定の割引キャンペーンや、注文数の
増加に応じて割引率も上げるスライド割引など、他社に負けない魅力的な
オファーを用意し、ティーザーコピーとともにOEに載せてきました。
今後はオファーをよりいっそう強調させる予定ですが、もしレスポンス率
アップの兆しが見られなければ、と不安になります。

かっぱママ:
伏見さん、今までに作ったDMを持ってきていますか?
伏見:
あー、すみません!持ってきてないです。あぁ、持ってくればよかった!
実際に見ていただければ具体的に指摘してもらえたのになぁ。
かっぱママ:
大丈夫です!どんなDMを作ってきたか、
簡単で構いませんので説明していただければ!
伏見:
もちろんDMの中身を一言で表したコピーやお得情報、
ティーザーコピーはOEに載せてきました。
「DMの作成・発送承ります!」「割引キャンペーン実施中!」「お早目に!」
そんなことばは大きめに金・赤文字で書いてきたのですが。
かっぱママ:
そうですか。ほかに何か特徴はありますか?
伏見:
いやぁ、企業向けですし、無難にやってきましたよ。
もちろん官公庁からの文書に似せたシンプルな封筒で送る、という手だって
使いましたし。あの手この手でやってきたんですけどね。
かっぱママ:
DMの基本ルールは押さえていらっしゃいますものね!
もちろん業務内容や読み手の層によっては、カタいイメージが重要な
DMもあります。ただ、伏見さんの会社がアプローチしているお客様
たちはちょっと違う雰囲気を求めているのかもしれませんねぇ。
開封率・レスポンス率が上がるようにもっと細かく確認してみましょう!
たとえば伏見さんの会社のDMを、今回お送りしたウチのDMと比べて
みたときに、OEに何か違いがあれば教えてください!

目の前にいるかっぱ親子の描かれたOEがすぐに思い出されました。

伏見:
うーん、ウチのDMにはかっぱの絵はなかったなー、
ハハハ(笑)
かっぱママ:チビかっぱ:
笑ってる場合じゃありませんよ!
かっぱイラスト

少し失礼な物言いになってしまったのでしょうか。
ふざけたイメージを受けたのは事実なので、つい笑いながら言ってしまいました。
ことばと言い方には気をつけなければいけません。

伏見:
すいません!あまりにもかわいらしいDMだったもので。
ご気分を害されたのならばごめんなさい。
かっぱママ:
いえいえ、こちらこそいきなりごめんなさい!
実はキーワード「アララララ」の3番目は「ラブリー」の「ラ」なんです!
チビかっぱ:
「ラブリー」の「ラ」!ララララ~♪
かっぱイラスト

 やっぱりふざけていると思い、わたしはがっかりしました。
こちらは切羽詰まって真剣に相談に来ているのに。
ふたりのハイテンションについていけなくなり、わたしは黙ってしまいました。

かっぱママ:
伏見さん、DMにおいて「ラブリー」って、大切な要素なんですよ!
伏見:
わたしは……DMづくりに悩みに悩んで、本気で相談に来ているんですよ……

わたしは下唇を噛み、うつむきました。
視界の隅ではそんなわたしをニコニコと優しく見つめるふたりの顔がありました。

かっぱママ:
わかっています。
DMのルールを知り尽くしているはずの伏見さんが苦しんでいること、
わたしたちは痛いほどわかっています!
だからこそ、少しココロもアタマもカラダもフニャフニャにしてみませんか?
そうすることによって見えてくるものもあるかもしれません!
チビかっぱ:
フニャフニャ~♪
かっぱイラスト
かっぱママ:
わたしたちは、伏見さんがDMを開封してくださったこと、そしてこうして
個別相談に来てくださったこと、それがすべてだと思っています!

 かっぱママは今までよりも一層優しい声でゆっくりと語りかけてきました。
その穏やかな瞳の奥に、不思議な強さを感じた瞬間でもありました。
 そうです。わたしはあのとき、自分宛てのDMを単純作業のように
ぱっぱぱっぱとゴミ箱に捨てていたのでした。
しかし、かっぱ親子のイラストに目が留まって、手が止まりました。
ほかのDMとは明らかに何か違うと感じ、わたし自身かっぱ親子のDMを
特別扱いしたわけです。

かっぱママ:
DMに「ラブリー」な要素を入れ込むことで、読み手のココロに隙を
作ることができるんです。
伏見さんも認識している通り、
DMはビジネスの一場面です。誠実な印象を与えることが最重要です。
でも、「誠実」と「ラブリー」は反対語ではありません。
「誠実」と「ラブリー」は共存できるし、共存させることで
DMの魅力は格段にアップするんです!

たしかに、かっぱ親子のDMは「誠実」と「ラブリー」が共存していました。
OEに社名はもちろん、連絡先や地図まで載せて自分たちの身分を開示する
ことは自信の表れであり、読み手は誠実な印象を受けて安心します。
「DM作成個別相談」という業務内容も明示し、お得情報について
怪しげなウソや大げさを載せているわけでもありません。
ビジネスの場にふさわしい非常に誠実なDMです。一方で同じスペースに
かっぱ親子の愛らしいイラストが描かれている……「ラブリー」です!
わたしはおそらく自分自身が作ってきたような「誠実」なだけのDMを
ぱっぱぱっぱとゴミ箱に捨てていたのでしょう。
そして、わたしは「誠実」且つ「ラブリー」なDMを手元に残し、
開封し、そしてレスポンスしたのです。

かっぱママ:
DMに「ラブリー」要素を入れると、読み手が親近感を覚えます!
マニュアル的によく言われているのは「社長の似顔絵」ですよね。
イラストの美的なすばらしさとか、芸術性、かわいらしさとかを追求
する必要はないと思います。「ゆるキャラ」とか、「ダサかわいい」
「キモかわいい」なんてことばも出てきてしまう世の中ですからね!
あとはOEの色とかデザインを「ラブリー」にすることもできますよ!
でも、「ラブリー」って、イラストで示すだけじゃないと思うんです。
DMを手に取って下さるお客様に対する愛情や、仕事に対する情熱、
一生懸命ひたむきに売り込もうとする姿勢なんかも「ラブリー」だと
思いませんか?

 たしかにそうかもしれません。
イラストやデザインだけでなく、コピーにも「ラブリー」を
込めることはできるでしょう。
滑稽なまでに一生懸命なコピー……
「お客様だけをえこひいきさせてください!」なんていう土下座モードな
DMもたまに見かけます。「お仕事お疲れ様です!ちょっと一休みの時に
開けてもらえると嬉しいです!」、謙虚過ぎて哀れなだけについつい開封
してしまうコピーもあります。
一方で、「お客様にとって重要な情報が入っています。至急お開け下さい」
という事務的なコピーで焦燥感をあおっておきながら、実際開封してみると
特別重要でもなく緊急性もないDMもあります。このような「ラブリー」
要素ゼロ(ともすると、誠実さにも欠けるのかもしれません)のDMは、
二度目以降は確実にゴミ箱行きです。「ラブリー」のサジ加減は難しいです。
しかし、読み手が不快に思わない程度をきちんと把握して微笑ましい
「ラブリー」要素を加えれば、効果が上がるはずです!
「ラブリー」ということばを発してからゴキゲンに踊っている
ちびかっぱちゃんが、かっぱママの膝にすり寄ってきました。

チビかっぱ:
「ダサかわいい」「キモかわいい」かぁ……
ねぇ、ママー、ぼくは「何かわいい」?
かっぱママ:
ちびかっぱちゃん、あなたは、「ただただかわいい」!!

 かっぱママはそう言うと、ちびかっぱをぎゅぅっと抱き締めました。
ちびかっぱはきゃっきゃきゃっきゃと喜んでいます。
ふたりの姿は、まさに「ラブリー」でした。

かっぱイラスト

次回は第4ステップ「らしさ」の「ラ」!