第1ステップ「安心、安全、あやしくない」の「ア」!

かっぱ親子秘伝! 「DM開封率アップ術」 ~キーワードは「アララララ」?!~ ※これはフィクションです!

かっぱ原稿タイトル

第1ステップ 「安心、安全、あやしくない」の「ア」!

かっぱママ:
ところで、伏見さんはどうしてウチの個別相談に来てくださったんですか?
伏見:
え、DMをいただいたんで……
かっぱママ:
そうですか!ありがとうございます!うれしいわぁ!
DMを作っている甲斐があります!
……で、どんなDMでしたっけ?ウチもいろんなDMを出しているんで……
自分たちで作っておいて忘れちゃいました!
チビかっぱ:
ママ、しっかりしてよ!

チビかっぱはドジな母親のフォローに慣れている様子です。
ふたりのやり取りを微笑ましく眺めてから天井を見上げて目を閉じ、
DMの形状を思い出そうと努めました。

伏見:
えっと、おふたりのイラストがバーンと描かれていて、
「DM作成の個別相談」って大きく書いてあって……
かっぱママ:チビかっぱ:
そこがポイントでーす!!
かっぱイラスト
伏見:
な、なんですか?!急に!
かっぱママ:
DMを開ける前から外観だけで、このDMが「DM作成の個別相談」
についてのDMである、ということがわかったわけですね!
一目見ただけで中身がわかる、って大切なことなんですよ!

 なるほど!たしかに、「DM作成の個別相談」ということばが
一番大きく目立つ色で書かれていました。
その文字に目が留まって、一瞬で「あ、このDMはわたしにとって必要なDMだ」
とわかりました。だから、「即ゴミ箱行き」を免れたわけです。
DMを手に取った瞬間になんのDMなのかがわかるよう、大きな文字、
目立つ色で封筒の中身を一言で示す
……あぁ、こんなことDM業界の基本なのに、
今あらためて気づかされるなんて恥ずかしい限りです。
しかし、かっぱ親子はわたしが自己嫌悪に陥っていることなど気にせず、
ふたりでニコニコしながらわたしを見つめています。

かっぱママ:
それにしても、お忙しい中いらしてくださって、本当にありがとうございます。
DMが届いてすぐにご連絡くださったんですよね。うれしいです!
伏見:
いえいえ、急がないとと思って。
「相談料金半額キャンペーン」今月末までですよね?(苦笑)
かっぱママ:
相談料金半額キャンペーン」が今月末までって、どうしてご存じなんですか?!
伏見:
え、だって、封筒に……
かっぱママ:チビかっぱ:
そこがポイントでーす!!
かっぱイラスト
伏見:
こ、今度はなんですか?!
かっぱママ:
「相談料金半額キャンペーン」実施中で、その期間が今月末ということを
覚えていてくださったんですね!
うふふ、やっぱり封筒に書いておくと覚えてもらえるのねー!
チビかっぱ:
ねー、ママ!

 そうか!「○○キャンペーン!」などの期間限定のお得情報は、
わかりやすく期間をはっきりと書いておくことが大切なんだ。
もちろん「締め切り迫る!」「今すぐ中をご覧ください!」
「お得なチケットが入っています!」といったあおり文句、
いわゆるティーザーコピーも一緒に書いておけば、
封を開けてみたくなる衝動に駆られるはずです。

期間限定をうたいながらその期間を明確に書いていないと、
「申込んでみたら、『実はもうキャンペーン終わっちゃってるんですよー』
とか言われて正規の料金取られるとか、マジありえないし!」的な不安を
お客様に抱かせる可能性があります。期間が明記されていれば安心だし、
急がなきゃ、という気持ちになります。

伏見:
開封する前の封筒に書かれていることって
しっかり覚えているものですね!OEって重要なんだなぁ!

 基本を確認しているわたしの顔を見ながら、かっぱ親子は
ニコニコとうなずいてくれました。なんだかふたりの微笑みに癒されます。
わたしも小さな娘を抱える身です。
ちびかっぱを見ているとかわいくて仕方がありません。
ちびかっぱは目をくりくりとさせながら話しかけてきます。

チビかっぱ:
おじちゃん、今日、ココまで来るとき迷わなかった?
伏見:
大丈夫だったよ!
ちゃんと地図を見ながら来たから、ちっとも迷わなかったよ。
チビかっぱ:
よかったぁ!地図はホームページからプリントアウトしたの?
伏見:
いやいや。地図は、ふ……
かっぱママ:チビかっぱ:
そこがポイントでーす!!
かっぱイラスト
伏見:
わ、わたし、まだ「ふ」までしか言ってないじゃないですか!
チビかっぱ:
わざわざここまで来てもらうんだもん!
まずは場所の確認をしてほしかったんだ!

ちびかっぱが何を訴えたいのか、わたしにはわかりました。
相手にご足労願うのに、場所を示さないのは失礼です。
まず、自己紹介のひとつとして開封前に自社の概要を示すことは誠実です。
もちろん地図だけではありません。
封筒に送信者の連絡先をわかりやすく載せておくことは大切です。
社名とともに電話番号・FAX番号・ホームページアドレス・QRコードなどを
載せておけば、どのような手段でもすぐに連絡が付きます。
そして、店舗・会場・事務所など、お客様に来ていただく必要がある場合には
地図も一緒に載せておくと丁寧です。

伏見:
そうですよね!封筒に連絡先が明示されていると、
その封筒さえ持っていればいつでも電話でもネットでも連絡が取れますもんね。
ついでに地図が載っていれば、問い合わせや検索をしなくても封筒を見ながら
その場所にたどり着けます。それに、DMに限らず個人の手紙であっても、
送り主がどこの誰なのか、ちゃんと封筒に書かれていないと不気味で不安ですもんね。
かっぱママ:チビかっぱ:
そこがポイントでーす!!
かっぱイラスト

それまで穏やかな笑みをたたえていたかっぱママが、身を乗り出して力説し始めました。

かっぱママ:
DMを開封してもらうために、前提として大切なことが
「このDMは安心、安全、あやしくないものですよ」
ということをお伝えすることなんです!

かっぱママの真剣なまなざしに、わたしは忘れかけていた大切なことを
思い出させてもらうような気になりました。DMはお客様のもとに届けられて、
とりあえず手に取っていただくことはできます。
でも、その後に他の配送物とともに取捨選択の場に乗ることになります。
手紙・ハガキ・チラシ・DM、たくさんの配送物の中から、
不要なものはゴミ箱に捨てられます。その熾烈な競争の中でとりあえず
「必要なもの」として手元に残していただくためには、
まずは「安心、安全、あやしくない」ものでなければならないのです。
不安を感じるもの、不気味なものは一刻も早く手放したくなります。
開封率の高いOEのポイントはたくさんあるはずです。そのポイントは、
きっとこれからかっぱ親子が具体的に説明してくれるはずです。
でもまずは「安心、安全、あやしくない」というのが前提であることを
覚えておかなければいけません。

しかし、わたしはここで「でも……」、と思いました。

伏見:
安心、安全、怪しくない」が最初のポイントであることはわかりました。
でも、「なんだかよくわからないDMこそ開封率が高い」
とも言われますよね。具体的な中身を明記せず、官公庁からの封書を
思わせるようなシンプルな封筒を使ったりして。

 かっぱママとちびかっぱはうん、うん、とうなずいています。

かっぱママ:
もちろんそのやり方で開封率が上がるケースもあると思います。
伏見さんはその方法を試されたことはありますか?

ギクリ、としました。
「何が入っているかわからない外観作戦」、何度試したかわかりません。
しかし、うちの会社の場合はその方法では開封率が上がらなかったのが現実です。
わたしが黙っていると、かっぱママはにっこりと笑いかけてくれました。

かっぱママ:
大丈夫!開封率が上がる方法はいくらだってあります!
ひとつの方法が当たらなければ、別の方法を取ればいいだけですよ!
マニュアルにある一つの方法にとらわれなくていいんですよ!
わたしたちだって、今までどれだけ試行錯誤してきたことか……
この子にも、苦労をかけて……(涙)
チビかっぱ:
ママ!一緒に頑張ってきたんだもんね!
かっぱイラスト

 ふたりの穏やかな笑顔の裏には、
きっと壮絶なドラマがあったに違いありません。
どんなときもふたりは愛で苦難を乗り越えてきたのでしょう。
わたしも目頭が熱くなってきました。 かっぱママは涙を拭うとふたたび笑顔を取り戻しました。

かっぱママ:
でも、こうして伏見さんがわたしたちのDMに
目を留めてくださったこと、これがすべてです!
お客様の胸を打ちたい、その志を持って研究を重ね、
くじけることなく常に進化しつづけることはDMづくり
に大切なことなんですよ!

かっぱママの涙とその後の満面の笑みは場を和ませ、
3人の結束を強めてくれました。
お茶を飲んだりお皿に水をかけたりしながら世間話をしていると、
ちびかっぱがテーブルの下からもぞもぞと何かを取り出しました。

チビかっぱ:
「安心、安全、怪しくない」DMを作るには、
この封筒がとっても便利だよー!
かっぱイラスト
伏見:
透明封筒ですね!ウチの会社は今まであまり使ったことがなくて。
チビかっぱ:
おじちゃんも知っていると思うけど、
透明封筒のことOPP封筒っていうんだ!もちろん印刷もできるよ!
印刷なしで透明なまま使えば、中に入れるブローシャー(小冊子)とか
チケットとかが丸見えで宣伝がわりになるよ!
そのほうが封筒に印刷するより安くて済むしね!
宛て先を書いた紙を入れれば、ラベル貼りの手間も省けるしね!
かっぱママ:
ちびかっぱちゃん、よく説明できたわね!
効率面でもOPP封筒は便利です。それに、OPP封筒そのものの「
透明性」が「安心、安全、あやしくない」にリンクして、
開封率を上げてくれることが多いんですよ!

不安・不信が渦巻く現代で、DMを開けてもらう、
ただそれだけのことが容易ではなくなっています。
一見低いハードルにも見える「開封」……それが実は難関なのです。
その難関を突破するための「アララララ」。
ひとつひとつ、しっかりと身につけていきます!

次回は第2ステップ「ラッキー」の「ラ」!