チラシを続けるコツ

1.チラシを続けるコツ【その1】

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 あなたのお店をもっと多くの人に知ってもらいたい、良い商品があることをアピールしたい、そんな時に使いたいのがチラシです。たった一回、チラシを出してみたら翌日には来客数が増えて売り上げも倍増となったら…それはラッキーなことと言えるでしょうが、ラッキーは一回きりでその後は元の売り上げに戻った、ということでは長い年月お店をやっていくのに意味のあることとは言えません。
何回も継続して出すことで、お客様を自分の店に引き寄せ続ける、実力あるツールとしてのチラシを作り続けませんか?そんなチラシはどう作って、どう続けていけばよいでしょうか?いくつかのポイントをご紹介します。

・チラシに何を載せますか?見てもらいたいものは?

 チラシ、といっても何をPRするかによって様々なチラシがあります。新規開店のお知らせ・リニューアルオープン・新商品の発売・飲食店の新メニュー紹介・量販店のセール・売り出しなど様々なものがあります。 チラシを作る上で大切なことは、チラシを受け取って見る人が、そのチラシを見てどう感じ、どんな行動をとるかを想像することから始めましょう。
チラシを見る側にとって、まず一番先に気にすることは「これは何を掲載したチラシか」ということです。目の前にあるチラシに掲載されたものが自分の興味がある・欲しいものであった場合は、チラシに書かれている内容を詳しく読みたくなります。しかし、ぱっと一見して興味のないものとわかれば、チラシを手に取ることすらないままさようなら、ということもあるのです。チラシは、見ている人の目に真っ先に飛び込んできた写真・文字が自分の興味あるものか・無いものかで運命は決まるということです。

 一見で運命が決まる、ということは、チラシの紙面のどの部分に、どんな大きさで商品を載せたら一番に目に入りやすいかを考える必要があります。大きさはいちばんのお勧め商品が紙面の3分の1近くを占めるくらいでもよいでしょう。とにかく視覚にアピールするのです。
またチラシは、新聞の折り込みのように、一枚の紙を折り曲げずに配布する場合もあれば、3つ折りなど、折り曲げてポストに投函する場合もあります。折り曲げた場合、折り曲がった状態で手にしたとして、いちばん表になる面に売りたい商品が見えているようでなければなりません。ポスティングチラシは封筒に入れて中身が見えないのもいけません。封筒から取り出す・折り畳んであるものを開かないと何が書いてあるかわからないようなチラシは、結局開かないままゴミ箱行きになる可能性が高いのです。一目で「これは○○のチラシだな」と思ってもらえるような折り方・掲載位置に配慮し、透明封筒を使用するなど、封筒を開けてチラシを取り出してもらうための配慮が必要です。

 目に入ったものが、興味ある商品で詳しく読みたい!と思ってもらえたら、次に気になるのはそのものの性能・品質、価格です。カタログではないのですから、チラシの紙面は限られています。限られたスペースで簡潔にわかりやすくそれらを伝えなくてはなりません。その商品の一番の特性は何ですか?その商品にはどんな便利な機能がありますか?きちんと正確に伝えなくてはなりません。お店なりの、あなたなりの商品へのこだわり・お勧めポイントもあるでしょう。それらを伝えるのです。

 性能や品質を理解出来たら、次に知りたくなるのは商品の価格です。品物の品質・性能に価格が見合ったものであるか、場合によっては、既に認識している価格と比べて高いか安いかを判断する人もいるかもしれませんね。そんな場合に備えて、価格とともに「通常価格の○割引」「定価○○円のところ特別価格」「地域一番価格」といった割安感を印象付けるフレーズも添えてみましょう。チラシの中で一番に売りたい商品は特に割安感を演出すると効果的です。文字の大きさ・色も工夫したいですね。

 商品・品質・価格を知らせたら、もうひとつチラシで伝えたい大切なことがあります。それは「このチラシを出したお店で買う必要性」です。ただ商品情報だけ伝えるのならば、メーカーの製品カタログとなんら変わらなくなってしまいます。商品に対する店独自のこだわりや、購入後のアフターフォローが充実していること、会員特典があること、あるいは既にどれだけたくさんの人が購入してくれたかを伝えることで、「この店で買いたい・ここで買おう!」と思ってもらうのです。チラシというとつい商品の豊富さ・安さばかりを追求しがちですが、見ている人は同じ商品を載せた他店のチラシを横に並べて見ているかも知れません。一度商品を購入した後にも何度も来店して、別の商品を購入してもらうためにも、「この店でなければいけない」ことを印象付けることが非常に大切です。

 商品情報・価格・店のこだわりなど、何を載せるべきかを挙げましたが、チラシに掲載するすべての内容はわかりやすく簡潔に、が大前提です。と言っても、決して「老若男女・誰にでもわかりやすく伝える」必要はないということです。すべての人にわかるような表現は決して簡単ではありません。その点に苦心するくらいなら、あなたがチラシを配布しようとするエリア・商圏に住む人の中で、今から売りたい商品を求めて来店する可能性の高い客層はどのような客層か、あらかじめ的を絞ってその客層に伝わる内容にしたら良いのです。店に来てほしい人・商品を使って欲しい人をイメージして、言葉を選ぶほうが容易ですね。

 商品の掲載数も注意が必要です。せっかく費用をかけてチラシを出すのなら、なるべくたくさんの商品を詰め込みたい、そう思うかもしれません。しかし、いくらたくさんの商品を掲載しても、ただ商品の羅列で終わっては「何を売りたいチラシであるか」は全く伝わらなくなってしまいます。いろいろあるけど欲しいものはない、ではいけません。

 では、どんな商品をどの程度載せたら良いでしょうか。継続してチラシを出すのならば、チラシを出す都度、その季節に一番お勧めしたい・売りたいものを厳選して掲載しましょう。今回掲載しなくても次回以降タイミングの良い時に載せる方が効果的な商品もあるのではないでしょうか。商品数を絞ることで、掲載している商品の印象をより強くすることも可能なのです。

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