魅力チラシのハウツー!

2.チラシの仕掛け術【デザイン】

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■デザインの4大要素

どんな情報満載なチラシでも、デザインを形作っている基本要素は、
たった4点です。

それは、

デザインの4大要素

 です。

この4つの要素を活かして、
伝えたいことを伝えたい相手へ、より的確に、
さらに、
印象に残るチラシ作りをしていきましょう。

【文字】

文字の書体で引き込む!

同じ一言でも、書体が変われば印象も変わり、
感情の伝わり方も変化します。
その文字により、そのチラシの雰囲気を左右すると言っても過言ではありません。

書体の違う「こんにちは」

a:明朝体

日本語は縦書きでこの明朝体で書かれるのがもっとも美しく、
長文を読むにも疲れにくい
と言われます。

また私たちが生活の中で、もっとも多く触れている書体なので、
目の前で言われているような、リアリティを感じます。

b、c:ゴシック体

bは、太さや字と字の感覚が詰まっていて、余分な空間がなく、
メッセージをより直接的に見せます。
それにより、たたずまいが洗練され、インパクトも大きくなります。

逆にcのように、字間を離せば離すほど、緩やかな雰囲気を与えます。

チラシのキャッチフレーズを文字にするとき、
どんな想いで語りかけるのか?が大切です。

イメージを書体で表現!

では、実際にどんな文字で、どんな雰囲気を出すか…

ターゲット層に合わせて、その書体はさまざまです。
以下の表を参考に、近いイメージのものを選びましょう。

書体

イメージ

明朝系

ゴシック系

丸文字系

デザイン系

太め

細め

太め

細め

太め

細め

太め

細め

男性的

×

×

×

×

×

女性的

×

×

×

高級感

×

×

×

インパクト

×

×

×

癒し系

×

×

×

キュート系

成熟感

×

×

おしゃれ感

×

×

和風・伝統的

×

×

×

  • ◎…もっとも適している
  • ◯…適している
  • △…使っても良いが、フォントによる
  • ×…適していない

使う書体は3種類まで!

言いたい箇所を全て目立たせようとして、いろんな書体を使うと、
逆にとても見づらいチラシになってしまいます。

チラシ作りは、
なにをどう伝えたいか、コンセプトはなにか?が問われます。
それがはっきりしていれば、自ずといちばん目立たせたい場所が明確になります。

その際、
ほとんどの箇所は、できるだけスタンダードな明朝体、
もしくはゴシック体を用い、強調したい箇所のみ、太さを変えることで十分です。

明朝系

  • リュウミン:チラシの本文にも見出しにも使える明朝。
  • 見出し明朝:見出し、キャッチコピー用の書体。
  • ヒラギノ明朝:スマートで、より上品な明朝。

ゴシック系

  • 新ゴシック:スッキリして見せたいが明朝では弱い部分に最適。
    詳細な部分で多用すると、もっとも文章が見づらくなるので注意。
  • 見出しゴシック:見出し用。小見出しや、上品な言い回しのゴシック調に。
  • 中ゴシック:本文ではもっともスタンダード。
  • 太ゴシック:中ゴよりももう少し強い印象にしたいときに使う。
  • ゴシックMB:インパクトや勢いを出したいときに使う。ゴシックのタイトルやメインキャッチならこれを選ぶと良いでしょう。

まる文字系

  • ヒラギノ丸ゴシック
  • じゅん

ちょっとした遊びの台詞や、写真の注釈に向いています。普通のゴシックよりも、表情が和らぎ、親近感が出ます。

【色】

お客さまが好む色を見極める!

色も、人の心理を左右する要素のひとつです。
色がもたらすイメージは、お店の第一印象を決定づけます。

商品に対して、お客さまの持つイメージと、自分の持つイメージが合致しているか?
もてなしたい気持ちと合致しているか?

正しい色の知識を持って、
メッセージをより正しく伝えましょう。

ターゲットイメージ

より細かな
ターゲットイメージ

イメージに合うカラー例
(組合せや系統も含む)

男性的

若者・成人

ピンク以外なら比較的自由

熟年層

濃紺、ダークグリーン、ワインレッド、こげ茶

女性的

ギャル系

濃いピンク、モノトーン、メタリック&パール

キャリア系

紺、白、ベージュ、パステルカラー、グレイッシュ系

ナチュラル系

茶系、グレー系、自然界の色、パステルカラー

熟年層

ワインレッド、濃紺、ダークグリーン、濃紺

高級感

ゴージャス

メタリック、ルビー色、紫

シンプル

黒、濃紺、ベージュ

インパクト

赤(+黄or黒or白)、オレンジ(+ブルー)、黄(+黒or紫)、黒&白

癒し系

白、ベージュ、モスグリーン、パステルカラー、茶系統

キュート

子供むけ

全色系統OK。明快な組合せと、明るい多色使いがよい。

女性向け

パステルカラー、パール系。白

成熟感

ワインレッド、ダークグリーン、ゴールド、茶系

おしゃれ感

セピア調、ダークカラー、モノトーン(黒、白、グレー)

和風・伝統的

茶系、グレー、藍色、紫、茜色、柿色、抹茶色

地域で好まれる色を!

あなたの地域では、何色が好まれるでしょうか?

私たちは、各地域のカラーイメージを持っています。
それぞれの気候に寄って、色の見え方が違うからです。

日本アルプスを境界線とし、

緯度が高い地域は寒色系
緯度が低くなると暖色系

が綺麗に見えます。

また、
乾燥しがちな太平洋側はクリアな色に、
多湿な日本海側はグレイッシュな色に見えます。

地元特産物や、地域特性の強い商品を扱う場合は、こうしたカラー戦略を使うと、
より好感度がアップし、特徴をも引き上げることになります。

【線】

線を使い分ける!

たくさんの情報を掲載したチラシは、
整理されてなければ見づらいものになります。
線を使い分け、うまく使いこなすことで、お客さまの目線を誘導することが可能です。

その3つのキーワードは、

#1#囲む(分ける)#2#強める #3#方向付ける

です。

#1#「囲む(分ける)」

メモ: ◎枠内は読まれる◎

#2#「強める」

◎ 情報を強調する線◎ 円形吹き出し

#3#「方向付ける」

◎こちらにどうぞ◎

さまざまな線の効果!

ちょっとした表情をつけることで、
情報に奥行きと立体感がでます。

奥行きのある図形 立体感のある図形

傾けたり、重なったり、

図形の重なり

優先順位もつけられます。

図

【図版(イラスト&写真)】

・図版はチラシの花形!

図版は、デザイン要素では、写真やイラストのことです。
図版が入ると、チラシがグンと華やぎます。

キャッチコピーとうまく組み見合わせれば、
メッセージの伝達力効果は何倍にもなります。

図版例

図版は、写真であればプロカメラマンに、
イラストであれば、プロのイラストレーターに依頼し、
チラシのクオリティをアップさせるのが良いでしょう。

図版の使い方が決め手!

チラシは、お客さまに、
その商品を手に入れたとき、消費したときの喜びを創出しなければなりません。

食品を扱っているなら、
とにかく「おいしそう」な写真を載せることです。

自社の商品にどのような魅力があるか…

写真のクオリティと、チラシの反応率は大いに関係してきます。
キャッチコピーと写真の相乗効果で、魅力をアピールしましょう。

■レイアウト

では、実際に今までの要素を紙面に配置していきます。

・レイアウトの基本の形

店舗ではさまざまな商品が棚にレイアウトされていますが、
チラシも同様に、チラシレイアウトがあり、ここにも法則があります。

両者の共通点は、

「お客さまの目線に立つこと」

です。

チラシレイアウトの基本は、「左から右、上から下」となります。
つまり、Z型に配置するということです。

レイアウトの基本

お客さまにチラシ全体を見てもらうためには、この原則を応用し、
#1# #2# #3# #4#の各スミに、魅力のある商品を配置するのです。

たとえば、

  • #1#→日替わりの目玉商品
  • #2#→定番の売れ筋商品
  • #3#→お店でもっとも強い主力単品
  • #4#→グレードはやや高めですが、お店としては一番のおすすめ商品

…というように、
それぞれの代表単品でチラシ全体を彩ります。

価格の安い順番から

売れるチラシの最大の要素は、「見やすいチラシ」の要素を持っていることです。
「見やすいチラシ」の基本は、

もっとも低い価格商品(グレードの低い商品)から、
価格順に載せること

です。

尚、グレードと価格とお客さまの分布関係をみると、
もっとも低いグレードのスーパーエコノミー商品が、必要不可欠なグレードとなっています。
マーケット比では、全体の65%の客分布を、下グレードが占めています。

下グレードをしっかり押さえた上で、
中・上グレードまでしっかりひっぱって行きましょう。

■単品別にくくる

見やすいチラシにするためには、商品は分類し、お客さまの購入単位である、
「単品」のくくりでレイアウトを構成しましょう。

■アイテム数の目安

チラシサイズや訴求するものでチラシアイテムも変化します。
以下を目安とし、アイテム数を検討します。

      サイズ
タイプ

B2サイズ

B3サイズ

B4サイズ

定番型

500

300

150

売りつくし型

350

200

100

メッセージ型

250

150

70

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