チラシを作成してみよう!

4.目的別でのチラシ例

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<目的別のチラシ作成のポイント>

『集客型』チラシ

・一番商品の価値
チラシでの集客アップには、お客さまの生活の立場にたち、その商品の必要性と緊急性をみることが不可欠です。一番商品の魅力は、その商品の価値と価格のバランスが重要です。価値に対して、価格は少し低めのものが、一番商品となります。決して安売りではなく、「お得感」の強調が大切です。

・一番商品のインパクト
チラシを手に取った時、まずは、お客さまの「おっ!」と注意を引きつけ、次に内容をじっくり読んで、なるほどと思わせる要素が必要となります。それが、メッセージ力です。その商品の特徴や、作り手の思いなど、商品のメッセージの相乗効果をアップさせましょう。

・ 見込み客の絞り込み
お客さまにお店に来店していただくには、この店に行ってみたい、この商品を購入したいと思わせることが必要です。しかし、興味のないチラシを配布しても、効果はありません。この商品が必要だと思うお客さまを絞り込むことで、より効率的に集客をはかります。

・ 自店のセールスポイント
お客さまは常に、お店を比較しています。他のお店に負けない、自分のお店のセールスポイントを考えましょう。地域のお客さまが、何について比較しているのか、なぜ、自店が選ばれたのか、選んだ見込み客に、自分のお店の「売り」を認めてもらったことを再度確認しましょう。

『提案型』チラシ

・ その商品のストーリー性を見せる
商品のストーリー性とは、商品を購入してから購入後の生活の変化、満足感をあらわします。購入時に得られる第1の満足感から、実際に使用したあと、なにかしら起こる生活の変化に気付くことになります。この時に得るものが、第2の満足感です。

お客さまの満足への流れを得たら、そこからストーリー性を、実際にチラシに表現していきます。
そうすることで、チラシの価値はさらに高まり、新規のお客さまに、商品購入後の満足感をイメージしてもらえる要素となります。

『イベント型』チラシ

・宣伝広告費の算出
イベントを企画した際、それは一番商品に関連したものが効果的です。「一番商品をどう売り出すか」が重要になるでしょう。また、その際、宣伝広告費はどのくらいかけるかを検討します。
販売コスト(商品をひとつ売るのに必要なコスト)は、その商品の粗利益より低く設定しなければなりません。
例えば、広告宣伝費を100万円とし、粗利益が5000円だとすると、販売実数は以下のようになります。

宣伝広告費÷粗利益=販売実数
100万円÷5000円=200個

つまり、商品が200個、販売できれば、その後の超過分は利益として増えていくのです。では、200個の売上をだすのに、チラシのレスポンスは、どのくらい必要でしょうか。
チラシの印刷費や新聞折込費が、仮に単価10円とした場合、100万円の予算で、10万部配布できます。この場合、レスポンスの割合は、下記の式で求めることができます。

200個÷10万部=0.2%

つまり、0.2%以上のレスポンスがないと、利益が出ないということになります。
このようなことを念頭に、効果的な広告宣伝費を検討しましょう。

・ イベントの焦点を明確に
イベントは、商品やお店のコンセプトを明確に提示でき、増幅することができるチャンスです。地元に密着したお店なら、地域に貢献するようなイベントや、地域活性につながるイベントを開催することで、お客さまとのコミュニケーションをはかり、地域一番店を目指しましょう。時間も場所もテーマも、全てが限定されているので、価値もあがります。イベントチラシのポイントは、ライブ性のある提示が重要です。

『キャンペーン型』チラシ

キャンペーンチラシのさまざまな要素を考え、チラシに盛り込んでいきましょう。

・ テーマ
ターゲットのライフスタイルと、キャンペーンの特徴をリンクさせます。セールスタイトルや、キャッチフレーズは、最も重要な要素です。

・ 企画
目玉商品や、品揃え、お客さまにもたらすベネフィット(利益)、加えて商品の価値に対する特別価格感をそろえて、購買意欲をアップさせましょう。

・ 店頭プロモーション
いつもとは違う演出で、「売り」の活気をつくります。店頭での大量陳列やPOP、時にはデモストレーションで、売り場での一押しをはかります。

・ インセンティブ
手渡しのビラなどが媒体となり、お店とお客さまの関係を結びつけます。プレミアムはお買い上げのいただいた方へもれなく渡す特典で、購入金額によっての限定抽選などがあります。法律によって、その特典の条件などは決まっていますので、そこは注意しましょう。

・ イベント
コンサートや、来店者の参加イベントなど、さまざまな分野での企画が可能です。

・ サービス
自店のオリジナリティや、ブランディングなど、商品や価格だけでは伝えられない、お店の心を提供します。

・ コミュニケーション
アンケートやアフターフォローなど、お客さまひとりひとりへのアプローチをしましょう。

『季節』チラシ

・季節にあわせた商品のアプローチ
日本の季節に、さまざまな行事があるように、商品にも季節の特性があります。季節のチラシでは、その商品のシーズン性と強さを提示することで、成功チラシを打ち出すことができます。また、継続的に配布することで、お客さまに季節感を感じていただくことも可能です。

・お客さまの生活に密着
ライフスタイルや、シーズンでまとめる、生活提案型のチラシもおすすめです。ターゲットのニーズから広がる商品体系を幅広く提案し、暮らしのなかのテーマの情報提供も効果的でしょう。生活者の知恵や、お店の姿勢を取り入れると、親しみのあるチラシになります。

『ニュースレター』

チラシの反響をより良い方法にするには、ニュースレターが効果的です。
ニュースレターの素材は以下のようなものがあります。

  • ・ ご来店いただいた、お客さまの声を紹介します
  • ・ お客さまからの質問の回答
  • ・ 商品に関するまめ知識の掲載
  • ・ 社員、スタッフの紹介
  • ・ お店の個人的な話題(家族の話、最近おもしろかった本、映画など)

また、ニュースレターのメリットは次のようなものが挙げられます。
・ お店の個性を知ってもらえる
・ お客さまとのコミュニケーションのツールとなる
・ 知らない人も読んでもらえ、潜在的なファンを増やせる
・ スタッフを知ってもらえることで、安心感と信頼感が増す
・ お客さまの声を載せると、そのお客さまが、新たなお客さまを紹介してくれる

…など。ニュースレターはチラシを目にするまでのストーリーともなり、有効な販促になります。

※ ニュースレターの封筒にも工夫
通常、ニュースレターのサイズは、封筒サイズからA4までありますが、封筒は小さくても、中身が見える、OPP袋が良いでしょう。多忙なお客さまにも、その封筒を手にした時に、ベネフィット(特典)が、ちらりと見えるOPP袋であれば、開封したくなるものです。OPP袋は光沢やつやもあり、お客さまの目にも留まりやすいので、ニュースレターには最適です。

『小冊子』

・小冊子の力
高価な商品などを買う際は、より慎重に購入を検討します。その時に有効なのが、無料の小冊子です。
例えば、家のリフォームなどでも、多額の費用が必要となり、どんな業者に依頼すればいいのか、追加の工事費を請求されはしないだろうか…と不安になります。このような不安を解消すべく、担当者からの情報をまとめた小冊子をお渡しすれば、読んでみたくなります。

・ 見込み客を集める方法
新聞や、雑誌や情報誌などに、広告をだし、無料でお送りします。お客さまの要求や問い合わせには迅速な回答を心がけましょう。お客さまが何より求めているのは、商品の情報だけでなく、正しい情報とその情報を提供してくれる人です。

 

『ポスティング』チラシ

ポスティングチラシの目的は、お客さまに行動(購入)させることです。その際にチラシに必要なのは、商品の「希少性」や「特典」です。限定品だったり、掘り出し物であるというアピールを書き出し、ターゲットがほしがるような「特典」を記載し、お客さまを動かしましょう。
また、ポスティングチラシの最大のメリットは、低コストで、毎日少しずつでも、何回でもポスティングし、即座にお客さまにお伝えすることができることです。 お客さまの求めているものに対してすばやく対応、または機転を活かせるのが、ポスティングチラシの特徴なのです。

『商品メニュー』のチラシ

・目玉商品を中心につくる
自店の商品売上シェアを知る方法に、「ランチェスターの法則」というものがあります。 お客さまに支持されている=売上構成比の高い商品を中心に、メニューチラシを作ります。

ひとつひとつ、どのような特性がある商品なのかを確認しながら、選定しましょう。

シェア名称 数値 シェアの持つ実感
相対シェア 42% その商品については独占状態。他の商品をカテゴリーで入れ替え新鮮さを保つようにする。
宴占化シェア 31% 圧倒的に強い一番商品。行列店舗になる。
トップシェア 26% その商品を目的に来店される方がほとんどになる。
トップグループシェア 19% その商品を注文しなければ損だとお客さまが感じ、注文する。
優位シェア 15% お客さまが欲しいなと思い注文する。口コミでも新規客が倍増しはじめる。
影響シェア 11% 他の商品を購入しに来店されたお客さまも、その商品が気になるようになる。商品主体で販促が当たるようになる。
存在シェア 7% お客さまにその商品の存在が確認されている。
非存在シェア 7%未満 お客さまにその商品の存在が伝わっていない。印象が薄い。

ひとつの商品の来店目的別売上構成比が、単品商売なら、26%以上、それ以外なら15%以上が目標です。

・売り商品を客層から見る
では、一番商品を購入していただく客層を決めます。性別、年齢、年収など、多くの情報から絞り込みましょう。

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