チラシを作成してみよう!

3.実践、チラシ作成

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<レイアウト、色の効果、表現方法でチラシをつくる>

チラシ作成の要点

■ 潜在顧客を取り込む

では、実際にどのようなチラシが、お客さまの心をつかむのか。下記の項目に気をつけましょう。

  • 1.お客さまの心をつかむ、アイキャッチとなる一番商品を掲載して、インパクトを与えます。
  • 2.誰にでもわかる言葉で説明します。
  • 3.どのような人に、いつ購入して欲しいかを明確にします。地域や期間、誕生日など特定の人に伝えるメッセージを書きます。
  • 4.商品に適切な価格の表示は大きく書きましょう。
  • 5.お客さまに購入を促すメッセージを書きます。
  • 6.実際に商品を使った人の声や、その後の満足度の声を伝えます。
  • 7.スタッフやお客さまの写真の掲載で、商品への信頼感を伝えます。
  • 8.商品のにぎわい、一番商品をイメージできるチラシを全体で伝えましょう。

■ 売りたい商品を見極める

チラシは、自店の売りたい商品をアピールすることが大切です。その売りたい商品を以下の項目で整理し、チラシの核を決めましょう。

ベン図
自店がやりたいこと
自店ができること
お客さまが求めていること
やりたいことで、できることだが、お客さまはもとめていない
できることで、お客さまが求めていることだが、それはやりたいことではない
やりたいことで、お客さまが求めていることだが、実現する力がない
やりたいことで、できること、しかもそれはお客さまがもとめていること

自店のチラシが、Gに近づくよう、チラシを改善し、「自店がやりたいこと=売りたい商品」を引き立てましょう。ただし、Cのニーズは「お客さまが気付いていないものを提案する」こともあります。

■ 会社のコンセプトを入れる

商品の案内とともに、会社のコンセプトを、分かりやすくシンプルに、興味を引くような形で伝えることは効果があります。「この商品の必要性」「会社をつくるきっかけ」など、地域に密着したものであれば、自分のお店のファンになってもらい、会社の思いを多くの人につなげるツールの1つとなります。

■ お客さまが共感するチラシ

お店の情報や、自店の商品を案内する際に、お客さまの声を掲載することもあります。共感できるチラシのポイントは以下のものがあります。

・ お客さまの情報
名前、住所、商品、受注額、お客さまのニーズなどを載せます。お客さまの許可は必ず取ることが必要です。顔写真も掲載できると、よりいっそう効果的です。

・ 商品購入前のニーズ
その商品を選んだ理由を知ることで、家族構成や生活習慣が伺えます。

・ 商品ランキング
自分の店の、売れている商品のランキングを作り、掲載します。実際の商品販売実績を入れて、なぜ売れているかの理由も、お客さまの生の声を表示します。

・ スタッフの苦労の声
担当者の、今までに苦心したことから、現在に至る高まった技能など、体験談を掲載します。体験談は、信憑性と共感を高めてくれます。

・ チラシの特別感
チラシそのものに、「地域限定」や「期間限定」などのサブタイトルを入れ、他のチラシとは違う点をアピールします。

■ 地域性にあった、地域一番を目指す

まず、お店が、その地域でどのような立ち位置にいるかを確認しましょう。その地域性に合った商品で、地域一番の商品を目指し、チラシでその商品を徹底的にプッシュするのです。

なぜ、この地域でチラシを発行するのか、
なぜ、この商品なのか、
どんな人に買ってもらいたいのか、
価格は適正か、
お客さまの使用価値は?

この5点を、毎回再考し続けて、商品の良さをより明確にしていきましょう。

チラシを配布する地域を決めたら、何世帯に配るか、その経費が費やせるかを検討しなければなりません。
配布の部数より、チラシの内容と、ターゲットにあった新聞を選ぶことを優先させましょう。その後、イベントなどに合わせた配布日を決め、原稿作成から印刷の手配など、計画していきます。新聞折込以外でも、ポスティング業者を利用しても良いでしょう。

■季節にあった商品でお店の活性化

チラシも、季節に合わせ、変化をつけましょう。季節によって変化する要素は、「季節指数」と呼ばれます。基本的には、年間販売額を月別販売額で割り、月平均を求め、これを100%とします。この平均に対する各月の販売額を%で示したものが季節指数です。

年間販売額÷月別販売額=月平均

例えば、ある商品の1年間の総需要を100とすると、12ヶ月で割った8.3%がその季節指数になります。しかし、実際には、季節指数は変動があり、12%の月もあれば、5%の月もあります。
ある月の季節指数が10%以上なら、「季節商品」といえるでしょう。 その際は、期間限定でその商品を、チラシでいつもの倍売るぐらいのつもりでアピールしていきます。

チラシのレイアウト

チラシのさまざまな目的により、あらかじめ、レイアウトを決めておくことが必要です。売る商品を意図的に目立たせることで、お客さまの商品に対する興味を膨らませます。

◎対象、安定型

・ 左右対称レイアウト
中央にセールスタイトルや、商品の写真を載せ、商品情報を左右均等に配置します。見やすさと安定感を感じる構成となり、お客さまの目に留まる時間が長くなります。

・ V字型安定レイアウト
上記の、左右対称、安定型の進化タイプです。中央のV字の部分にホットスポット(目立つ場所)を配置することで、確実に読まれる構成となります。

◎分割型

・ 横2分割レイアウト
上下に分割して、横長に視線を誘導し、同時に2つの商品や企画を掲載することができます。反響の多かった企画を、次のチラシでピックアップできる効果もあります。

横2分割レイアウト

・ 縦2分割レイアウト
横に2分割したレイアウトの縦バージョンです。小さなチラシを2つ分、または、チラシの裏表を、一度に表面に展開できます。

縦2分割レイアウト

◎割り型

・ 縦割りレイアウト
比較的、どんなものにも活用できるレイアウトです。縦に視線を誘導します。

縦割りレイアウト

・ 横割りレイアウト
横長の視線誘導です。写真などのアイキャッチポイントをもうけましょう。

・ ブロックレイアウト
縦割りと横割りの融合バージョンです。アピール商品がたくさんあり、それぞれの優先順位が付けにくいものなどによく使われます。

ブロックレイアウト

チラシの色の効果

色には「色彩」と「彩度」があります。「色彩」は、「色温度」ともいい、その色の与える印象はさまざまな効果があります。
 「彩度」は、同じ色でも、濁っていたり、鮮明であったりと、その色の鮮やかさを示すものです。
 大切な情報や、一番伝えたいことなどを目立たせたり、スペースを区切ったりして色を使い分けることで、チラシを魅せていきます。
 また、色は、商品やお店の印象を演出します。使い分けをすることで、自店のサービスを印象づけることができます。組み合わせる色によっては、見る人の購買意欲を高める効果もあります。

恋・愛・派手・興奮・激しさ
ピンク かわいい・はなやか・女性的・上品・奇抜
オレンジ だんらん・明朗・活発・開放的・危険
かわいい・愉快・躍動・注意・緊張・鋭利
自然・さわやか・若さ・新鮮・平和・安全・健康
涼しい・清潔・爽快・クール・冷たい・理知的・堅い
むらさき 大人っぽい・上品・高貴・高級
清潔・純粋・新しい・軽い・冷たい
厳粛・強い・男性的・重い・暗い・不安

チラシの表現方法

◎言葉以外のツールの活用

人と人との会話では、言葉は8%ほどしか伝わらないといいます。では、何で情報を伝えているかというと、それは、言葉以外の、表情、声の質や大きさ、ボディランゲージが作用しているのです。

チラシは一見、言葉の占める割合が多く感じます。しかし実際は、そのコミュニケーションツールをいかにチラシに盛り込むかです。
同じキャッチコピーでも、感情や動作の表現を入れた、端的なものであれば、効果が上がるものとなります。また、写真を掲載したり、吹き出しを作ったりと、見た目にも工夫を入れましょう。

お客さまがどんな時に購入するのか、ストーリーを創造させるような、より具体的な説明で、メリットを提示しましょう。

◎キャッチコピーの作り方

商品をより良くアピールするために、その商品のメリットや魅力を7つ書き出しましょう。また、お客さまからいただいた言葉の中から、良かったところ、悪かったところを3つずつあげましょう。
これらを150文字、100文字、50文字に編集してください。文字数が多いものから行うと良いでしょう。
次に、7つのメリットから上位3つをえらびます。自分だけで決めるのではなく、周囲の客観的な意見も取り入れ、絞り込みます。
そしてその3つをひとつの文章にまとめましょう。文字数は50文字以内にします。これが、商品のキャッチコピーになります。チラシに入れる場合、さらに凝縮し、15文字前後、だいたい、チラシで大きく書いても1#なみ#2行に収まる文字数が目安です。

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