販売促進の攻略法

4.消費者の購買心理について

前の文章に戻る 次の文章に進む

消費者の購買心理を高める方法をまとめてみましょう。
消費者に対して商品のパッケージは、購買意欲を刺激する存在です。
パッケージは優秀なセールスマンであると言えます。
その中で色の意義は大変重要です。
色が持つ力について考えてみましょう。

商品のイメージ

商品の色をしっかり表現することが重要です。
そして色の残像効果を利用しましょう。
人の視覚で物を見たとき、それが消えた後もまだ残って見えるような現象を指します。
ある色を一定時間凝視した後に目を他へ移すと、見ていた色の刺激とは反対の色が残像として現れるのです。
図の例では、商品の色である黄色を見つめていると、商品タイトルの赤い字が残像として頭の中に残っていきます。
色のコントラストをうまく使っています。
商品名やブランド名と背景の色のバランスを考えることは重要なことなのです。

商品のイメージ例

等級色

商品の高級感を打ち出しましょう。
高級感を感じさせる色は、金色、銀色です。
ゴールド:最も豪華ではなやかな印象を持ちます。
   シルバー:クールで先進的なイメージがあります。
ブラウン:味わいの深い高級感があります。
ダークブルー(濃紺):真面目で気高い高級感があります。
ワイン:円熟感漂う高級ファッション色です。

等級色の例:ワイン 等級色の例:腕時計

そのほかにも自動車・携帯電話・パソコン・デジカメ・化粧品・印刷(インクジェット,写真プリントなど) 高級品の中からヒントを得ていきましょう。

差別化色

色には流行りがあります。
ファッションの世界では流行色は常に変化しており、毎年新しい色が提案されています。
その時の流行りの色を捉え、今までの色と区別して使っていきましょう。

差別化色の例

そのなかでも近年では黒をファッション色として使う商品が増えています。
黒豚、黒霧島、大人の黒など、商品のネーミングなどでも黒はよく使われます。
最近ヒットしている商品で、醤油の新製品があります。
醤油は黒と一般的に常識となっている物に対し、作りたてのフレッシュな醤油は赤なのです、とアピールしているのです。
ここで、その時代や分野において当然のことと考えられていた意識が劇的に変化します。
そこから大衆の心をつかみ、ヒット商品となっていくのです。

今までの常識をくつがえすというインパクトはかなり大きいでしょう。
商品によっては別の色でアピールすることも重要です。
同じようにネーミングに色を使って商品を大ヒットさせているケースは多くあります。
色で商品を差別化してみましょう。

色が持つ意味

色は人の心に多くのメッセージを投げかけます。
広告に使われることが多い色については、知っておく必要があるでしょう。

:前に出る強さを感じさせる色です。
太陽や血、火を思い起こさせることがあります。
日の出は信仰の対象でもあり、血は命そのもの、火は生活に欠かせないものでもあります。
人が生きていくうえで欠かせない要素が含まれています。
そこから多くの人が魅力的に感じる色でもあるのです。
上手に商品に取り入れると、消費者の心に強く訴えかけることが出来ます。
商品の魅力を十分に伝えることが可能です。

ピンク:人々の気持ちを優しくさせる効果を持つ色です。
世の中には多様な人々がいるからこそ、互いの違いを認め、想いを分かち合うことが必要となります。
強さと同時に優しさが必要なのです。
ピンクは優しさややわらかさ、思いやりや女性らしさ、母性を表す色です。
緊張を和らげるため、病院の壁の色や職員の制服にも使われることがあります。

グリーングリーンはエコを象徴する色です。
以前はこの色を使うと商品は売れないとされていました。
しかし現在では環境問題に関心が高まり、それに向き合っていく上で、外すことのできない色となりました。
私達は自然が限りのある、いとおしいものであると感じています。
近年ではペットボトルのお茶の販売が増加しています。
パッケージにグリーンが使用されることが多くなりました。

近年、人々は環境問題に無関心ではいられなくなり、癒しを求めています。
このような時代の流れのなかで、色が持つ力はますます重要となっていくでしょう。
時代の動きを読み取ることは、マーケティング活動にとって重要な要素です。
それを象徴するのが色であることを知っておく必要があります。

前の文章に戻る 次の文章に進む