文章の苦手な方必見!

4.伝わる文章・読みやすい文章の書き方

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小論文であれ、新聞への投稿であれ、企画書もですが、“うまい文章”が書けるようになるためには、そのような“うまい文章”をたくさん読んで、たくさん書くことが一番です。

これは練習しないで一流スポーツ選手になれないのと同じことで、文章上達の方法は、たくさん読んでたくさん書くことしかないのです。

☆人が読みたいと思うことを書く
これから文章を書こうというときに、必要になるもの。それはテーマです。
与えられたテーマがあるときは別ですが、自分でテーマを決めなければいけないときは、どのようにして決めると良いでしょうか。
ここで、ありがちなことなのですが、「自分の書きたいこと」をテーマにする人が多いですね。
ですが、「自分の書きたいこと」とは、独りよがりな意見になってしまうことが多いため、あえて、自分の書きたいことはテーマにしないほうが良いのです。

例えば、友人が撮影した家族ビデオを見せられて“わが子の可愛さ”を伝えたいことは分かりますが、そのようなビデオを見て面白さを感じるのは、その親とその両親・親戚くらいのものなのです。
読者のことを考えないで「自分の書きたいこと」だけを書いた文章は、家族ビデオともよく似ているのです。
独善的になってしまっているパターンが多いので注意しましょう。

☆誰に向けて書くのかを強く協調すること
想定される読者が読みたい文章をテーマにすることを前提に、常に読者を意識することで、それにふさわしい内容や文体になっていくものです。

 読者には老若男女、そしてあらゆる職業の人々がいるものですが、すべての読者に[いい
顔]をしようとすると、結局は身動きがとれなくなるものです。

作家の中には、たった一人の読者、あるいは編集者の顔を思い浮かべて、その相手に書くような気持ちで小説を書いている人もいるくらいです。
出来るだけ具体的な顔を思い浮かべたほうが、筆も進むものです。

☆受け狙いは嫌われる
上記に記しているようなことばかり書いていますと勘違いを起こされる方もいらっしゃるかと思いますので付け足しておきますが、読者に媚びたり、受けを狙って書きなさいと言ってる意味ではありません。

本当は書きたくないテーマなのに、書く以上はなんとかして読者を面白がらせようとしていることが伝わるような文章はよくありません。

プロの方ならこのように書きたくないテーマの仕事を受けることはもちろんあるでしょうが、その原稿が、「嫌だけれども書いている」と、読者に伝わっているようではいけません。
ユーモアのある、受け狙いの文章がうまく書ける人というのは、才能とかなりの努力が必要であることを頭のすみに置いておきましょう。
そして、読者に媚びているような文章は結局、読者を馬鹿にしているように思われます。

☆自分の鮮烈な体験について書く
自分の書きたいことをダラダラと書いた文章は、先に述べたようにあまりよくありません。
ただし、同じ自分のことを書いた文章でも、ひとつの体験に焦点を当てたものならば、話は別になってきます。
誰でも一生のうちに一度くらいは“得難い体験”をしているものです。
そのような体験だけに焦点を当てて、その時の一部始終を素直に文章にすれば、迫力もあり、オリジナリティのある内容を書くことが出来るでしょう。
「自分のこと」を書くのなら、そういう体験を書くべきでしょう。

☆自分が分からないことは書かない
このタイトルを見て、当たり前のことだと感じる方もおられるかと思いますが、自分の分からないことを平気で書き連ねた文章がたくさんあるものなのです。

→本や新聞を読んでいて、内容がさっぱりと分からない文章がある。
こちらの理解が足りないということももちろんありますが、書いている当人が理解していないまま書き綴っているというケースもたくさんあるのです。

 自分が書きたいことを理解しておかないと、文章が抽象的になったりして、分からないことを、さも分かっているかのように書くことは土台、無理なことなのです。

⇒ やはり、自分が分かっていることこそを、丁寧にしっかりと書くことがとても大切になります。

ポイントとしては、

?読み手のことを考えずに、自分の書きたいことを書いた文章は独善的になりがち。

?自分の“得難い経験”を文章にすれば、迫力もオリジナリティもある。

?自分の体験や目撃した事実を材料にして語ると良い文章が書ける。

?切り口を見つけるために、テーマと関係ないものを結びつけたり副題を付けたりする。

?自分がしっかり理解していることを丁寧に分かりやすく書く。

?あれこれ書こうとせずに、結論は一つに。

以上、どれも、当たり前のようなことなのですが、知らず知らずのうちに出来ていないものばかりです。

読者に読みやすい文章は、自分自身も理解しているものでないといけません。

どうせ読んでもらうのであれば、読み終わったあとにキチンと感想を語ってもらえるような素敵な文章を書きたいものです。
意識をしながら、是非、実践してみましょう。

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