分かり易い文章の書き方

6.必要な書き方とテクニック

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楽しいと思える本で「名文」に親しむ

文章がうまくなるためには、いい文章や本をできるだけたくさん読むことにつきます。たくさんのいい文章にふれるうちに、文章を書くポイントやテクニックは知らず知らずのうちに身についてくるものです。
いい文章とは、そのときどきの自分が「いい」と思った文章をいいます。

本の内容をフローチャートにしてみる

頭の整理力をきたえるにはフローチャートにします。
フローチャートとは、内容を矢印でしめしたり、線でくくったりして、図式化したものです。論理の流れをビジュアル化することで、頭の整理力が鍛えられます。
フローチャート化をしているうちに、流れの悪い部分が明確になり、その悪い部分をどうするか考えることで、より洗練されていきます。また、文章の上達にもつながります。
本の内容に関してもフローチャート化すれば、論理の流れをはっきりさせることができ、少なくとも自分の頭の中では整理されます。この整理する力が文章を書くときに役立ってきます。

読み手が入りやすい文章の書き方

動きをだす表現を使います。動きを読者に与えるのがポイントです。
たとえば、暗い中を通って、視界がパーッと開ける・・・という文章だけでも、読者は別世界に引きずりこまれます。読み手が自分の中に光景をイメージしやすくなるからです。

擬音ではじまる方法

たとえば、「バタバタ」、「ガタン」こういった擬音などは、なかなか文章が書きだせないときやネタに困っているときには、とてもいい導入剤的な役割をしてくれます。場合によっては、あとからその冒頭で使用した擬音の部分を書き換える手もあります。

反語の使い方

本来、意味を強調するために、いいたいことと反対のこと、一般に思われているのとは逆のことを言うのが反語の使い方になります。
反語を使うことによって文章を面白くする効果もあり、必要事項をしっかり伝えることもできます。

転用術をつかって論を深める

論を掘り下げるときに他人の鋭い考えをもってきて、それをあてはめて考えてみるという方法があります。
流れとしては、

転用術をつかって

表現を巧みに使う

読み手を夢中に読ませるためには、表現を豊かに使うことです。
文体をいじって、表現で読ませます。
たとえば、ハラハラ、ドキドキなどを誘います。
どのようなテクニックがあるかといいますと、「比喩法」や「重ね言葉」を使います。
みなさん、意外と自然に使っている方法です。
「重ね言葉」は、少し意識すれば簡単に文章中に盛り込むことができます。
ゆっくりゆっくり、徐々に、早々に、などの行動や状態の前に重ね言葉をかぶせることで、その姿がリアルに感じることができます。
「比喩法」は、別のものに例えることです。事象でも人でも大丈夫です。
そして使うときは、できるだけ大げさに表現することです。
ポイントは伝わりやすい、イメージしやすいを意識しておきます。
「比喩法」には、「直喩」、「隠喩」の2種類ありますが、「隠喩」を使うと文章がきつくなり使い方が難しくなるので、「直喩」を使って表現を豊かにするのが基本的な使い方です。
使えばイメージが膨らみ広がります。
表現を文章の中で多用することによって、文章全体として表現豊かな文章だと印象づけることにつながっていきます。

臨場感を出す

文章の始まりから終わりまでをすべて詳しく書いていたのでは、どこがクライマックスかわかりにくくなります。そこで「ここぞ!」というところは臨場感が伝わるようにするため、詳しく書きます。
今、目の前で起こっているかのごとくクローズアップして語るようにし、具体的に書くと文章全体にメリハリがでて、臨場感もでてきます。

大げさな表現

日本人はシャイで控えめであるため、文章も控えめになりがちですが、意外と大げさに表現しても違和感なく書けてしまうものです。
それは文中の効果を最大限活かすために使います。
使い方は三倍くらい大げさにするつもりでやるようにすることです。
きっと想像以上の効果が出るはずです。

読みたくなるタイトルのつけ方

タイトルつけが得意な人と苦手な人にわかれますが、タイトルは思いついたときにつけるようにします。
タイトルを考えてから文章を書こうとすると、行き詰まり、先に進まなくなることがあるからです。だからこそ、自分が文章中で一番言いたいことをタイトルつけし、読んだ人が興味を持つように手を加えるようにします。
また、短いタイトルを使います。それは短くすることにより要素がつまり、内容がつかみやすくなるからです。

文章力の上達のコツ

文章を書く機会は日常的には少ないですが、日記をつけることにより一日一回はかならず文章を書くことになります。文章力は書く回数がふえれば、それだけ文章は上達します。
日記は文章を書くうえで必要な観察力も養えます。テーマをひとつにしぼった日記なら、範囲が限定されて取り掛かりやすいです。
さらに自分の興味をもっていることに範囲がかぎられているため、ふつうの日記よりも内容が深くなります。また深い内容を書くため、論理の組み立てもしっかりしたものにおのずとなっていき、書いているうちに文章を整理する力も磨かれていきます。
文章の上達は書き続けることに意義があります。まさに「継続は力なり」です。

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