印刷についての豆知識

2.印刷の流れ

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印刷の流れ

大まかな製造工程のフローチャートと印刷で行われる業種の種類の解説です。

製造工程

印刷技術の種類 その1

オンデマンド印刷とは
オンデマンドは「On Demand」といいます。
即応性の高い印刷のことであり、即応性の高い印刷機のことをオンデマンド印刷機といいます。特長としては一般に数十?数百部程度の小ロット(少量)の印刷需要に対応するということです。

印刷技術の種類 その2

NECO印刷とは
New Enlarging Color Operationの頭文字をとったもので大サイズカラー印刷のことをいいます。主に、看板やポスターなどに使われます。特長としてはプロッタタイプのインクジェットプリンタは、非常に幅が広く、原理的には無限長の印刷物を作成することが可能ということです。幅に関しても、つなぎあわせることで何倍にもできます。

印刷技術の種類 その3

カード印刷とは一般のオフセット印刷機ではなく、専用のものを使います。それはクレジットカードやプリペイドカード、社員IDカード、会員券など、最近は多種多様な用途でカードが利用され、これらのカードは紙やプラスチックを芯にして磁気ストライプ(帯磁テープの一種)を貼ったり、ICチップを埋め込んだりして作るからです。
カードの印刷で特殊なのは、通常の印刷でいえば後加工に当たる処理が、事前にされます。そして、印刷される素材は印刷前に形が決まっています。
しかし、カードの印刷は一部のものを除き一般のオフセット印刷機では難しい点があります。
それはカードを送るための特別な装置と版を置く胴も非常に小さなものの用意が必要であり、またプラスチックには一般のインキは定着しないので、インキも特殊なものを使用しなければならないからです。 (※胴=印刷機のインキを紙に転写する部分のこと)
磁気ストライプなどの貼付、ラミネート加工(ビニールなどで包む)などは、別の機械で後加工を行なうことが多いです。

印刷技術の種類 その4

マイクロ印刷は、ごく微細な文字や絵柄を印刷する技術です。この技術は一般のコピー機などでは複製ができないようにしています。
従来は凹版印刷でしかできませんでしたがオフセット印刷でのCTPの普及によって、現在このような微細な表現も可能になっています。

印刷技術の種類 その5

バーコード印刷は、さほど特殊ではありませんが、バーコードの形状が正確であることが要求され、印刷時には通常の印刷以上に精度への注意が必要です。
同じバーコードが大量に必要な場合は、オフセット印刷機が利用できますが、少量の場合は、やや精度の高い一般のプリンタを利用することもできます。
ただ1つのバーコードが少量でも、異なるバーコードが大量にある場合には、一般のプリンタでは対応が難しいです。この場合には、可変データを扱えるオンデマンド印刷機を利用するのが便利です。また、バーコードラベルが特殊な素材(プラスチックなど)で作られる場合は、専用のプリンタが必要です。
バーコードに関しては、商品についての情報をあまり多くは盛り込めないデメリットがあり、そこで二次元バーコードまたはQR(クイック・レスポンス)コードと呼ばれるものやICチップ(半導体の集積回路)ができました。二次元バーコードは携帯電話から特定野URLに誘導するために使われています。今後は、商品管理に使われるかもしれないともいわれており、普及も進んでいます。
そして、これからといわれるICチップですが(今日ではあまり使われていませんが)、このICチップが普及し、バーコードに置き換わるようなことになれば印刷以外の技術が印刷のマーケットを侵食するほどの大革命がおこるかもしれません。

印刷技術の種類 その6

フォトマスクとは半導体の回路パターンを描くための原版で各種の半導体の製造工程で利用されています。半導体はコンピュータを始めとして、携帯電話、ゲーム機、情報家電など、身の回りの多くの製品に使われており、その需要は底知れません。半導体の高まりはそのままフォトマスク需要の増大にもリンクします。
フォトマスクの原版はガラスの上にクロムなどの金属皮膜を塗り、さらにレジストと呼ばれ感光剤を塗ったものであり、レジストにCADから露光機を通して描画が行われます。
フォトマスクは、半導体のほかにも、液晶パネルやプラズマディスプレイなどの制作プロセスでも使われており、用途も広がっています。そして回路パターンの生成、定着させる手順は印刷での製版工程の応用なので大手印刷会社などが幅広く手がけています。
また、少数の企業の間でも熾烈な競争が進んでいるのが現状な印刷技術です。

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