2011年の包装業界

1.はじめに

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世界をリードする日本の包装業界
日本の印刷技術は世界一と言っても過言ではありません。原稿の再現性、鮮明性、精細性、色彩の美しさ等どれをとっても世界一を誇っています。
また、包装機器・関連機器分野でも、今日の日本の包装技術水準は高度成長を経る中で、国内ユーザーの高度なニーズに応えるため、懸命な技術開発を続けてきたことで、今や、東南アジア等の他地域での技術水準をはるかに越える高度な技術になっています。その結果、皮肉にも、彼我の技術水準の乖離が原因で、日本からの輸出が難しくなっているほどの技術力を有しています。
とは言え、東南アジアのここ数年来の傾向として、現地消費者の要求レベルが急激に向上していますので、日本の高機能・高品質な包装機械を求める動きが非常に活発になってきています。従って、今後は日本の包装機や包装システムの東南アジア地域への輸出は大変有望であると言うことができましょう。
また、易開封性、再封性、変質防止性、防湿性、水分調節、ガス抜き、脱酸素、鮮度保持バリアフリー性と言った包装の機能面やソフト面の技術でも、日本が群を抜いています。
更に、今、もっとも世界が注目している地球環境対応における3Rの推進や、包装廃棄物の処理でも、この分野では世界で最も先を走るドイツと肩を並べる水準にあります。
更にまた、食品をはじめとした安全・安心分野でも、品質面・衛生管理面において、世界に先駆けて自主規格を設定して、安全面や衛生面で高い実績を積み重ねています。

ところで、統計資料はありませんが、包装業界の市場規模は、包装資材市場が6兆2000億円、それに、包装機械市場の3800億円(平成22年度の包装機械の生産実績)を加えますと、大概、6兆6000億円の市場規模と推測されています。
用途別には、(これも統計資料はありませんが)包装機械の生産実績から類推しますと、食品用途が約50%、医薬品を含む化学用途が約20%、機械・電機用途が約5%、その他25%であると包装業界関係者は見ています、
尚、本文では、包装業界で最近注目を集めた6つのカテゴリーについてご紹介します。
最近の包装業界の課題
バイオマス・プラスチック素材の実用化
環境にやさしい包装
高齢者や障害者に優しい包装
安心・安全包装
包装機の高速化・汎用化や印刷機のオンデマンド化
その都度のトピックスとして、新製品や新規技術のご紹介

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