マーケティングによってすべてがかわる

3.市場のとらえかた

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市場のとらえかた

マーケティング戦略は市場戦略とも呼ばれます。
そして対象は市場になります。

市場定義とは

  • 1.売り手と買い手が商品あるいはサービスの移転に伴う諸決定をなす場合における諸力と諸条件の総合
  • 2.商品あるいはサービスの潜在購買者の総需要
  • 3.買い手と売り手が作用する場あるいは領域
  • 4.生産者から消費者あるいは使用者への、商品ならびにサービスの流れを管理する経営諸活動を遂行する

と以上の内容になります。

市場調査の進め方
市場調査にはマーケティング・リサーチとマーケット・リサーチの2つからなります。
市場は常に変化し、市場へ働きかけるマーケティング活動も常に変化していきます。
これらの二つの領域を調査・分析しようとするのが市場調査です。
マーケット・リサーチとは、ある領域で市場の規模や特徴をとらえようとすることです。
マーケティング・リサーチとは、ある領域で、製品、価格、流通チャンネル、広告、販売促進などのマーケティング活動の方法と効果をとらえようとすることです。
市場調査といってもこのような内容の違いがあります。

市場調査の範囲

業績の分析 販売分析
有率の分析
販売員別業績分析
市場分析と需要予測 市場動向
販売可能量の予測
販売予測
製品調査 製品使用者の特徴とニーズ
潜在購買者の態度と嗜好
新製品の開発とテスト
流通経路調査 店舗の立地選定
流通経路の選定
流通経路の変更
物的流通の調査 流通センターの計画と立地
製品の取扱いと包装
最適運送手段の選択
価格調査 価格設定
リベート政策の設定
価格による市場区分
人的販売の調査 販売員の担当地域の決定
販売戦略の決定
販売割当の設定
広告調査 広告媒体の選定
広告テーマの選定
広告効果の測定

市場調査の手法としては観察法、実験法、質問法の三つに分かれ、時にはこれらを動機調査法、パネル調査という形をとって行なうこともあります。
観察法は調査対象を目と足で観察します。販売巡回、展示会で顧客の行動あるいは商品の動きを観察する方法です。
実験法は実験室で行なったり、実際に市場でテストして、その結果を読み取ります。
よく新製品の市場導入に際して使われます。ある地域や販売店に限定して、新製品を実験的に販売し、その結果から需要の大きさや販売方法の有効性などをチェックしようとする点に狙いがあります。
質問法は被調査者に調査票に基づいて、面談、郵送、電話などで回答を求めます。
事実質問、意見質問、解釈質問があります。
これに対し、マーケティング活動が向けられる消費者そのものを調査対象とするとき、これを消費者調査といいます。

消費者調査の領域

市場特性理解 顧客の特質
市場比較
売上高の予測
動機の理解 購買動機
動機に影響を与える要因
買物//製品比較の動機
態度の理解 店舗に対する態度の発見
製品ブランドに対する態度の発見
消費者がもっている不満の明確化
選考の認識 店舗選考条件の決定
製品選考条件の決定
購買頻度の決定
意図の理解 購買意図
希望と購買意図
購買意図実現の程度

マーケット・セグメンテーションが必須

企業は市場に対して基本的に三つの戦略をとることができます。

  • 1.すべての消費者に訴求をし、大量生産・大量販売のマス・マーケティングです。
  • 2.さまざまな品質、特性、スタイルなどを持つ複数の製品を生産して、市場にバラエティを与え、自社と競合他社製品を区別することを目的として製品差別化があります。
  • 3.市場を形成するさまざまなグループを区別し、各標的市場に対して適切な製品とマーケティング・ミックスを開発するターゲット・マーケティングがあります。

このなかでも重視されているのがターゲット・マーケティングです。
ターゲット・マーケティングにはまず市場の細分化が必要であり、それに必要なのがマーケティング・セグメンテーションです。
マーケティング・セグメンテーションは、それぞれのニーズを持つ消費者を、グループごとに市場区分してまとめ上げることを意味します。
そして個々のニーズへの最適化と企業の経済効率の極大化とを同時に実現する効果型効率戦略とも言われます。

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