OPPという素材について

4.第四話 販促グッズも「OPP袋」におまかせ!

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今日はちょいラッキーが重なる一日でした。

 郵便局へ行く用事があったので、坊主くんをおんぶして出かけました。日々成長する坊主くん、ずいぶんと重くなりました。はぁ、重たい。それに家を出る前にお茶を飲み忘れてのどがカラカラです。さっそく疲れてしまったので、コンビニエンスストアに入りました。コンビニで飲み物を買います。さて、何を買おうかな、とペットボトル入りのドリンクコーナーの前に立ってみると……オマケつきのお茶があります!ペットボトルのネック部分に、おなじみ「OPP袋」に入ったオマケがぶら下がっています!同じ500ml、同じ値段だったら、迷わずこのお茶にします。手に取ってみると、どうやら「OPP袋」の中には小さく折り畳まれたオシャレな手ぬぐいが入っているようです。手ぬぐいでもガーゼでもタオルハンカチでも、子育てしていると「拭き取るもの」が重宝です。スープをこぼしたり、よだれが垂れたり、何やら怪しげな液体を触ったのか手が濡れて汚れていたり、と「拭き取るもの」が必要なシーンが多いのです。これはラッキー、「OPP袋」に入ったオマケつきのペットボトルを手に、レジへ向かいました。最近、ペットボトル飲料にこのようなオマケがついていることがよくあります。先日も主人が、炭酸飲料のペットボトルにぶら下がっていたと言いながら、ホクホク顔で小さな「OPP袋」を見せてきました。「OPP袋」の中には、若い男性の好きそうなロボットのフィギュアが入っていました。わたしにはその魅力がわかりませんが、ヲタクなところのある主人がその後も同じ炭酸飲料を買って何体も集めたフィギュアで戦いごっこをしている後姿を目撃しました。女性からの支持を集めるヘルシーなお茶には手ぬぐいをつけ、若い男性に人気の炭酸飲料にはフィギュアをつける、なんともうまい販促手法だなぁと思いました。よほどお茶の味にこだわりを持っている消費者ならば話は別でしょうが、わたしなんかはやっぱりオマケつきを選んんじゃいます。しかもオマケのセンスがいいと印象づけられて、ついつい口コミしたりSNSで写真をUPしたりしちゃいます。そして、小さなグッズでも「OPP袋」に入っていると、ペットボトルから外した後バッグにそのまま入れておいても行方不明になることなく、衛生的に保管できます。お茶をゴクゴク飲み、元気回復、再び歩き始めました。

 おっと、そういえばお風呂掃除用の洗剤が切れていたことを思い出しました。覚えているうちに、と郵便局の手前にあるドラッグストアへ立ち寄ります。詰替え用を手にとってレジへ向かいました。お財布を取り出していると、販売員さんが洗剤を入れたレジ袋の中に何かを入れようとしています。

「これねぇ、最後の一個なんです。ちょっと時期も中途半端なんだけど、よかったら。」

 レジ袋に入れる前に見せてくれたのは、「OPP袋」にピッタリと入った卓上カレンダーです。たしかに年末年始でもない今の時期、きっと余ってしまったのでしょう。製薬会社の販促グッズのようで、おなじみのキャラクターがコミカルに描かれています。時期が中途半端、なんて関係ありません!かわいらしいキャラクターの卓上カレンダー、レア物です。坊主くんの洋服ダンスの上に飾りたくなりました。最後の一個、ということは郵便局に行ってから帰り道にドラッグストアに寄ったのではなくなっていた可能性もあります。なんだか今日はついているようです。

さて、郵便局へ着きました。受付窓口で用事を済ませると、局員さんが何かを取り出しました。

「学資保険はお考えですか?」

 局員さんに手渡されたのは、学資保険のリーフレットでした。子ども連れに渡すようにしているんですね。

リーフレットはおなじみ「OPP袋」に入っていました。さらにその中に一回り小さいサイズの「OPP袋」が入っていて、その中には……

「花粉とか黄砂とかインフルエンザとか防ぐためのマスクも入ってるんでぜひ。」

 局員さんはマスクがよく見えるようにしてリーフレットを渡してくれました。なんと、学資保険のリーフレットと一緒に、マスクが入っています。マスクはマスクで「OPP袋」に入っているので、衛生的です。ありがたくマスク付きのリーフレットをいただき、郵便局を出ました。

 販促グッズの定番ポケットティッシュに比べて、マスクだと注目度が高まります。実際、家に帰ってからマスクと一緒にリーフレットも取り出し、一人の子どもを育てるのにどれだけお金がかかるのかをざっくりと勉強してしまいました。これがマスクではなくティッシュだったら、ティッシュだけ取り出して、リーフレットは「OPP袋」ごと捨ててしまい、学資保険の知識もつかなかったでしょう。普通とはちょっと違うことをするだけで、随分と効果が違うんだろうなぁ、と身をもって感じました。コスト的にはポケットティッシュと一枚のマスクでは大差がないでしょう。コストをかけずに注目を集めるための努力をすることに、消費者は無意識的に好印象を持つのかもしれません。そんなことを考えながら、いただいたマスクを救急箱に入れておきました。

 今日はオマケに恵まれた一日でした。それにしても、どのオマケも「OPP袋」に入っていたという偶然にも驚きます。オマケも「OPP袋」に入っていると一つの商品のような特別感が演出されます。「OPP袋」に入っているオマケは「サプライズプレゼント」的です。おかげで今日は一日ゴキゲンでした!

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