キャッチコピーについて

5.キャッチコピー作成パターン〜応用編〜

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キャッチコピー作りについて、言葉の選び方や法則をみてきましたが、この他にも訴求力のある作成術はまだまだあります。

すべてに当てはめて考えていく必要はありません。心得ておくと、幅が広がりバリエーションが増え、便利だということです。

いろいろ組み合わせて、自分だけのキャッチコピーを作りましょう。

具体的な数字

例:『これ1粒に野菜が123種!』、『55種類の料理が取り放題!』

「大勢の人が参加しました」と「1万3657人が参加しました」では印象が違うから不思議です。これは「抽象的なことよりも具体的なことのほうが記憶に残りやすい」という人間の心理によるものです。さらに「1万人が」という切りのいい数字よりも「1万3657人」という具体的な数字が言葉にリアリティを与え、注意を引くことができます。

職人

例:『信州のそば職人こだわりの手打ち麺』、『職人が織り上げた最高級絨毯』

「職人」という言葉には「仕事に妥協しない」「品質の高いものを作る」「信頼できる」というようなプラスイメージがあります。一つの短い言葉で多くのプラスイメージを連想させるこの言葉はキャッチコピーに適した言葉といえます。

他人の評価

例:『私はここが気に入りました』、『愛用者からの声が届いています』

商品やサービスを利用いただいている方からの推薦の声そのものをキャッチコピーとして使う方法です。広告チラシやホームページなどで使う場合には、使用者の写真や実物の手紙とともに掲載すると効果的です。

損をさせない

例:『効果がなければ全額返金いたします』、『無償修理付き』

提供する商品が「一度試していただいたらきっと満足していただける」ものであれば、お客様のマイナスの気持ちを緩和することに注力し、セールスポイントとして使えばいいのです。お客様は商品への期待と同時に「もし想像とちがっていたら…」というマイナスの気持ちも生じています。「完全保証制度」「返品可」「代金後払い」などを示すことで「あなたは絶対に損をしません」とアピールすることが大切です。

失敗しない

例:『失敗しない家づくり』、『失敗しないスピーチの仕方』

マンションや住宅などの購入は人生の中でも一大イベント、よく調べて適切な価格を見極めないと大きなリスクが伴います。このようにリスクが大きくなると、「うまくやろう」という思いを超えて、「失敗してはいけない」という思いがでてきます。その心理に訴えかけるのが「○○で失敗しないために」などの言葉です。

イエス

例:『街をきれいにしたいと思いませんか』『ホッとしたいと思いませんか』

こう聞かれたら普通「はい」と答えますよね。意図的に答えが「イエス」となる質問を織り込んだセールステクニックを「イエス誘導法」といいます。はじめに「イエス」という意思表示をしたら、これに続く勧誘に対して「ノー」とは言いづらくなるのです。例えば「リラックス効果が得られるハーブティ」というキャッチコピーであれば、まず「ホッとしたいと思いませんか?」と聞き出し、「このハーブティはとにかくリラックスしたい!と思っている、そんなあなたにおすすめです」と続ける方法です。

二者択一

例:『Aプラン、Bプランからどちらかお選びいただけます』『お好きな柄を選んでください』

「買う」「買わない」の選択肢ではなく、「あなたのお好みはどちらですか」を選択してもらうのです。「絶対にいらない」という人に商品を買っていただくのはかなり難しいことですが、商品に興味を持っていただいている方が一歩前に踏み出すきっかけになるはずです。

承諾

例:『初めての方限定 お試しセット1280円』、『今ならお試しパックが一つ○○円でお求めいただけます』

フット・イン・ザ・ドア法(段階的要請法)」というセールステクニックで「初めから大きな依頼をするよりも、まず小さな承諾を得て、その後に大きな依頼をしたほうが、その依頼を承諾しやすい」という人間の心理を利用したものです。気軽に始めていただくために用意しておくと良いでしょう。

専門家

例:『医師がすすめるウォーキングシューズ』、『専門家がすすめる防犯グッズ』

商品とその商品に関わる専門家とを組み合わせる方法で、読み手の期待感・安心感を高める効果があります。

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