キャッチコピーについて

2.キャッチコピーをはじめる前に

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キャッチコピー作りはプロの技?

キャッチコピーを作る仕事は、ごく一部の限られたクリエイティブな人間にしかできない、特別な仕事だと考えている人は多いのではないでしょうか。

「コピーライター」という職業があるように、バブル全盛期の景気の良い時代は、マスコミ媒体に広告を出稿する場合、必ず広告代理店という中間業者が間に入り、クライアントと打ち合わせをして、それからコピーライターがキャッチコピーを作るという流れがありました。

しかし、時代は変わり、パソコンの普及により、広告代理店を通さずにクライアント自らが広告を作れるようになりました。またインターネットの普及により、情報の入れ替わりが激しく、スピーディな対応が求められるようになりました。

また消費者の好みの多様化により、大きなマーケットに対して広告を出稿するよりも、趣味や年齢などで振り分けたセグメント広告の方が、レスポンス率が高くなってきています。折込みチラシダイレクトメールインターネット広告など注目を集めるフットワークの良い広告は、パソコンさえあれば、誰でも簡単に作ることができます。

とはいえ、いざ自分でキャッチコピーを考えるとなると、とてつもなく難しいことに思われる方も多いと思います。

「キャッチコピーにはセンスが必要だ」

「キャッチコピーは頭の回転が速く、知識が豊富な人が考えるもの」

「キャッチコピーは文章力の優れたプロが考えるもの」

……そんな風に思っていませんか。

確かにキャッチコピーを作るコピーライターの仕事は、まさに言葉に魂を吹き込む仕事で、プロの技ともいえます。

例えば

フレーズ

言葉のテンポがよく、一度聞いたら耳に残る、まさに究極のキャッチコピーと言えるでしょう。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、『コピーライターが考えるキャッチコピー』と、『私たちが必要としている売上げを伸ばすためのキャッチコピー』は、まったく別ものであるということです。

上記のようなキャッチコピーは「コーポレートメッセージ」といって、企業が自社のコンセプトや理念、姿勢、方針などを広く世間に伝えるためのメッセージであり、商品を売るためのキャッチコピーと性質が異なります。

キャッチコピーを考えるにあたって、かっこよくスマートに決めたいという気持ちが働くかもしれませんが、あなたが考える「売上げを伸ばすキャッチコピー」は、お客様に商品の良さをイメージしてもらえるよう、具体的な情報を伝えることが大事なのです。

売上げを伸ばすためのキャッチコピー

景気の良い時代であれば、黙っていても商品が売れることがありました。「売る」ということに対して、それほど苦労しなくても良かったのです。

しかし、現在はご承知の通り景気低迷が長く続き、消費者は本当に必要なものしか手に取らなくなりました。

現代社会においては、テレビやラジオのCM・新聞広告・折り込みチラシなどの販売促進メディアに加え、通信販売の番組やダイレクトメール・インターネットや携帯電話の普及により、消費者へ届く商品情報は明らかに増えています。消費者にとっては次から次へと商品情報が手元に送られてきて、その中から自分に必要と思われる最適の商品を選ぶことになり、売り手にとっては、たくさんある商品の中から自分の商品に気づき、選んでもらう工夫が強く求められるようになりました。

キャッチコピーはお客様の心をつかむ「きっかけ」として最強のツールとなります。ただ言葉を並べるだけではお客様には振り向いてもらえません。数多くの商品の中から自分の商品に気づいてもらう最初の「きっかけ」となるよう、できるだけ短く、インパクトのある言葉でなければいけません。

一瞬で相手の心をつかむ言葉」、それがキャッチコピーです。

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